20代のキャリアビジョン|VIEWコラム

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『井の中の蛙だと思い知った』高卒の元リクルートが起業した理由

こんにちは。AIキャリアシミュレーションアプリVIEWのメディア担当の安達です。

本日は大学中退後、通信系企業やリクルートグループを経てGLOREN(グローレン)を起業された加納さんにお話を伺ってきました。

大学中退、会社からのクビ宣告、という様々な経験を経た加納さんはどのような想いで起業するに至ったのでしょうか。

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――――自己紹介をお願いします

加納 一平と申します。

大学を中退後、インターネット回線の販売代理店にアルバイトとして1年間、正社員として5年程勤務しました。その後はリクルート住まいカンパニーとリクルートキャリアを経て、GLORENを起業しました。

 

――――大学を中退されているのですね。現在のお仕事も気になるのですが、先に1社目への入社に関するお話をお伺い出来ますか?

一社目の話をするにあたって、先に中退に関するお話をさせて頂きますね。

中退の理由としては、陸上のスポーツ推薦で大学へ入学したにも関わらず怪我をしてしまった、等色々あるのですが、一番大きな所で言えば、大学1年時の両親の離婚です。

私と弟は母に引き取られましたが、母が病気を抱えており、多額の医療費がかかっていました。大学生が学校に通いながらアルバイトで稼ぐことが出来る程度の金額では、医療費も食費も賄えず、結果首が回らなくなってしまったので大学を辞めることとなりました。

今でこそ笑って話すことが出来ますが、貧乏過ぎてポトフのウインナーすら買えないようなレベルで、毎日キャベツを食べていました (笑)

 

――――大変な学生時代だったのですね。そのような状況で1社目を選んだ理由を教えて頂けますか?

ええ、改めて考えてみても大変だったと思いますね。

1社目を選んだ時の企業選びの軸は本当にお金だけでした。

お話しした通り本当に貧乏だったので、時給の高い所を見つけて応募しました。業務内容とかは本当に何でも良いと考えていました。

今考えると1社目は良い経験ではあったのですが、学生などのもっと早いタイミングで働く意味や価値について考えられたら良かったな、とは思いますね。

 

――――1社目ではどのような業務を担当されたのでしょうか?

電話でのインターネット回線切り替えの提案営業をしていました。朝から夕方まで一日中ずっと電話をかけていましたね。

ただ、残業代は出ませんでしたし、晩御飯は自己負担にも関わらず強制的に上司に連れていかれる等、働く環境としてはあまり良いとは言えなかったと思います。給与が低いにも関わらず毎日外食ですからお金も貯まりませんでした。

 

――――営業としての成績はいかがでしたか?

自分で言うのも微妙ですが、成績は全社トップクラスで、全国に2,000名の営業担当がいる中で、全国1位を2回獲得する事も出来ました。

少し自慢っぽくなってしまい恐縮ですが、契約の獲得という観点で見ると、社内平均では1日3件獲得すれば良い方だった中で私は10件は獲得出来ていました。

 

――――良い成績を収めていながら、なぜ転職をされたのでしょうか?

理由としては大きく2つあります。

一つ目は、年収を上げたかったからです。

勿論生活出来るレベルの年収ではあったのですが、数年勤務しても年収が全然上がらなかったんです。全国トップの営業成績を収めていても年収が上がらなかったので、正直な所で言えば納得は出来ませんでしたし、他に良い環境があるのではないかと思っていました。

二つ目は、会社に残っていてもその先が見えないと感じたからです。

今でこそ考えが甘かったとは思いますが、当時は役職が上の方を見ても、その後どうなっていくのか全くイメージが沸かなかったんです。マネジメント職や支店長をやりたいかと言われても、当時の役職者の方の業務内容や働き方を見ても自分のやりたい事だとは思えませんでした。

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自分の実力を試してみたい

――――リクルート住まいカンパニーへ転職された理由を教えて下さい

会社の環境もあり、なかなか転職活動にあてられる時間がありませんでしたので、一番興味のあったリクルートだけ受けたんです。

ネットで求人を探している時に、たまたま昔あったリクルート事件というものを知り、『1兆円を超える借金を返済する会社ってどれ程凄い人がいるのだろうか』と思ったんです。こんな偉業を成し遂げる会社というのは従業員の方も素晴らしい方が多いだろうと思いましたし、そういった環境で自分の実力を試してみたいという気持ちもありました。

 

井の中の蛙だと思い知った

――――リクルート住まいカンパニーに転職してみていかがでしたか?

今で言うSuumoの提案営業を担当していて、とても面白かったのですがとにかく大変でしたね。

当時は前職で営業成績1位を獲っていたこともあって、有名なリクルートと言っても、何とかなるだろうと高を括っていたのですが、周囲の人の頭が良すぎて付いていけませんでした。

「定性と定量を分けて報告して。」

とか、とにかく何を言っているのか理解出来ない(笑)

今でこそ、ビジネスパーソンとしての基本的な用語だということは分かりますが、当時は知らない事の方が多くてとても苦戦しました。

なんというか、自分が井の中の蛙だと思い知らされましたね。

 

入社して一年でクビ宣告

――――その後すぐにキャッチアップ出来たのでしょうか?

いえ、出来ませんでした(笑)

自分が周囲に比べて実力が不足している事に関しては頭ではすぐに理解出来ました。

でも行動に移せなかったので、全くと言って良い程成果が出ませんでした。

今はもうクビという制度は無いとは思うのですが、当時あまりにも成果が出なかったので、入社して1年くらいのタイミングで、上司から「今後の為に、解雇する前にフィードバックをしたい」と言われ、在籍していた支店の全員からフィードバックを受ける場がセッティングされたんです。その場では約3時間かけて様々なご意見を頂きました。

「そもそも、価値観的にこの仕事は向いていないんじゃないか」

「自分軸で物事を考えているからダメなんだ」

「嫌いとかじゃなくて、あなたの為にならないから辞めた方が良い」

こういったフィードバックを受けて人生で初めて自己分析を行い、『振り返り』と『自分がやりたいこと』を考え抜きました。

・人の為にやっていると思っていたけど、結局は自分の為にやっていた

・企業の為というより、自分の成績を上げる為にやっていた

・課題解決というよりも、ただ物を売っていた

このような事が分かってきて…とにかく内省して行動を変えました。

母が病気だったということもあり、目に見えて困っているような状況で助けを求められると動けるんです。ただ、自分で考えて意思決定をするような、能動的に行動しなければならない事に対しては非常に感度が低い、という点にも気付きましたね。

気付かないと行動に移せない状況にも関わらず、気付く事が出来ない。

ですので、目の前のクライアントが何に困っているのかにアンテナをはり、会社から求められる仕事にも『誰の為に、何の為にするのか』ということを常に考えて行動するようにしました。

勿論、その後すぐに結果が出た訳ではありませんが、自分の強みを意図的に仕事に活かすことができるようになってから結果的に成績も付いてきました。

具体的には、年間の優秀者を表彰する通期表彰を始め多数の表彰を頂けました。

他にも、私自身が取り組んできた顧客との関係性構築手法を組織に展開しました。この手法の汎用性が高いと判断され、部戦略や個々人の査定に紐付く人事制度に組み込まれ部全体の成長に貢献することが出来たと考えています。

 

――――受賞しながらもリクルートキャリアへ転職した理由を教えて下さい

自己分析を経て顧客が何に困っているかを考え抜いて行動していった結果、企業が本当に困っているのは『人』に関する事だと気付いたんです。

勿論、全ての企業に当てはまるわけではないのですが、私が担当していたような住まい領域の課題だけを解決しても、その後に続くような課題解決が出来る『人』が居ないので、根本的な課題解決にならないんです。

例えば、集客が出来ても商材を売る力のある人がいない、といったような状況です。

これはどのような業界の企業であっても直面している問題だと感じたので、人材領域のリーディングカンパニーであり、かつ社風も分かっているリクルートキャリアへ転職しました。

 

――――リクルートキャリアではどのような業務を担当されたのでしょうか?

社内でリクルーティングアドバイザーと呼ばれている、いわゆる法人営業職に従事していました。

業務内容を大きく言えば、人材を採用したいと仰っている顧客に対して人材をご紹介する業務です。人材を採用する為に、面接をアレンジメントしたり、採用に関するノウハウをお伝えしたりしていました。

ただ単純に人材を紹介するだけではなくて、採用背景等をお伺いして、『そもそも外から採用すべきなのか』、『社内異動の方が良いのではないか』、『人が辞めている背景には何があるのか』等、企業が抱える人材領域の課題全てに向き合っていく仕事です。

 

――――リクルートキャリアに転職してみていかがでしたか?

人材領域に関しては未経験でしたのでとにかく苦戦しましたね。

採用のノウハウに関しては本当に何も持ち合わせていませんでしたので、先輩達に助けてもらいながら一歩一歩着実に進めていきました。

やりがいを感じる場所はそれぞれの価値観によって様々だとは思うのですが、私は中小規模の顧客に対して採用のご支援が出来た時に一番やりがいを感じましたね。

最初はまともにお話を聞いて下さらなかった経営者の方が徐々に耳を貸して下さるようになって、そこから採用成功に向けて二人で議論を重ねていく過程が凄く楽しかったです。

 

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顧客により深く入り込みたい

――――充実されていた中でなぜ退職、起業されたのでしょうか?

リクルートは今でも大好きな会社だということは前置きさせて下さい。

退職した理由としては、大きく言えば業務内容が私のやりたい事に合わなかったからです。

リクルートキャリアは業界最大手だからこその良い点も非常に多く、社会的価値が非常に高いのですが、大きい会社だからこそサービスが行き届いていない点もあるんです。具体的に言えば、課題解決を行いたいと考えていても、人材の紹介だけに留まってしまうような事もあるんです。

営業担当者は営業目標を達成する為に皆努力するのですが、そうなると工数的に一社一社に対して深く入り込んでいくのが難しくなってしまう事があります。

私は目の前で困っている方や法人に対して深く入り込んでご支援がしたいと考えていたので、退職することを決めました。

【学生に対してセミナーを行う加納さん】

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――――GLORENでは何をしているのでしょうか?

主に企業に対する採用支援と、大学生に対して、オフラインでのキャリア教育やオフラインで自社の教育プラットフォームを用いたキャリア支援を行っています。

社会人になる前に知っておいた方が良い事に関するセミナーを行ったり、面接の対策も行ったりします。それこそ、先程お話した「この仕事が誰のためになるのか」という物事の考え方なども、私の体験をもとにお話したりしていますね。

GLORENではオンラインでの教育も行っていますが、個人と個人の繋がりを重視しており、オフラインでのキャリア教育も実施しています。やはり対面で言われて気付くような方も多くいらっしゃいますからね。

私は学生と社会人の『利害関係の無い人とコミュニケーションをとれる場所』を作りたいと考えているんです。

ご支援対象の学生からは基本的にお金は頂かないモデルになっているので、学生の方達は安心して私達のプラットフォームに来る事が出来るんです。

 

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――――VIEWをやってみていかがでしたか?

まず、人材系が向いてなかったらどうしようと思っていましたが、無事1位で安心しました(笑)

自分の思考とデジタルな結果が合っているかを確かめる事が出来るのは良いな、と感じましたね。

基本的には自分が属する業界に関する知識しか持たない方の方が多いと思いますので、VIEWのような何かしらの指標を立ててくれるのは非常にありがたいサービスだと思いました。

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自分なりに、働く意義と熱意を持っている方を歓迎します!

 

創業間もないベンチャー企業ではありますが、興味を持った方は是非以下のfacebookからメッセージを頂ければと思います。

お茶でもしながらお話出来れば嬉しいです!

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