20代のキャリアビジョン | VIEWコラム

20代ビジネスマン向けに、様々なキャリアを歩む方へのインタビュー記事を掲載。 記事を通して仕事や人生に関する多様な価値観に触れ、自身のキャリアメイクの参考にして頂けます。

ライフプランからの逆算キャリア形成術|ウェディングプランナーから大手生命保険へ

こんにちは。AIキャリアシミュレーションアプリVIEWのメディア担当の安達です。

本日は日本大学卒業後、ウェディングプランナーとして活躍された後、現在は大手生命保険会社に勤める新井さんにお話を伺ってきました。

『その人なりの充実したキャリアを描ける環境を作りたい』と語る彼女は今後どのようなキャリアを描きたいと考えていらっしゃるのでしょうか。

 

f:id:view_column:20190515174451j:plain

――――自己紹介をお願いします

新井 美帆と申します。

日本大学を卒業して、神前式で有名なウェディングプランニング会社に入社しました。そこでウェディングプランナーとして働いた後、生命保険会社に転職をしました。

現在は既存のお客様のフォローする部署で6名のマネジメントを担当しています。

 

――――早速ですが、なぜ一社目にウェディングプランニング会社に入社されたのでしょうか?

学生時代に親戚の結婚式への参列経験があり、ウェディングに対して憧れがあった為です。

その結婚式への参列以来、ウェディングというものに興味を持ち、ホテルでアルバイトもしていました。

ですので、就職活動の時にはウェディング関連という軸で、ウェディングプランニング会社やホテル、その他にもブライダルウェアの会社を見ていました。

 

――――ウェディング関連会社も沢山あると思いますが、その中でなぜ神前式で有名な前職を選ばれたのでしょうか?

大きく二つの軸があります。

一つ目が、『長く働ける環境』という軸です。

あまり知られていませんが、ウェディング業界の流行廃りは非常に速いスピードで進んでいます。

この点を鑑みた時に、一時の流行を追うべきではないと考え、歴史の長い式場や日本人に昔から馴染んでいる和婚を取り行う式場を中心に見ていました。

二つ目は、『入社してすぐにウェディングプランナーとして現場に出られる』という軸です。

ウェディングの業界では、会社によってはウェディングプランナーではなくて配膳業務からスタートをするような会社もあるんです。

配膳業務が悪いということではなく、私は最初からウェディングプランナーとして働きたいと考えていたので、職種の選択が出来ない会社は選択肢から外していました。説明会で「いつかウェディングプランナーになれるかもしれない」というニュアンスのお話があるような会社もあり、「いつか」ということは、ウェディングプランナーになれない可能性も十分にあると思っていましたので、そこのリスクは回避したいと考えました。

 

――――歴史の古い式場はあまり新卒採用をやっていないイメージがあるのですが、就職活動はどのように行われたのでしょうか?

仰る通りで、新卒採用を行っていない会社も沢山ありました。

ただ、就職求人メディア(リクナビ等)に載っていないという理由で諦めたくありませんでしたので、ゼクシイを購入し、気になった式場に電話をしました。

中には当然断られる企業もありましたが、面接を実施して下さる企業も沢山あり、実は入社した会社も新卒採用を行っていなかった会社の一つでした。

 

f:id:view_column:20190515174455j:plain

憧れと現実のギャップに苦しんだ

――――入社してみていかがでしたか?

ウェディングプランナーとしての仕事は非常に充実していました。

出会ったお客様や周囲の先輩達には本当に良くして頂き、今でもとても感謝しています。

ただ、ウェディングプランナーという仕事に対する憧れと現実のギャップがあったと思います。

式を挙げる新郎新婦にとって最高の式にする為に、本当にお客様の事を思った提案のみ行いたかったのですが、現実はそうもいかなくて…。

上司から『寄り添うのは重要だが、思い入れをし過ぎるな』と言われたのを今でも覚えています。

 

何かを捨てなければライフプランを実現出来ない

――――転職を考えた理由を教えて頂けますでしょうか?

今振り返ると凄く未熟だったとは思いますが、当時は2つの理由がありました。

一つ目は、『より顧客ベースで仕事がしたい』という理由です。

前職の場合、新規のお客様の獲得担当と、成約後に実際に式の内容をプランニングする担当が別でした。

新規のお客様の獲得担当は、獲得の為にお客様が想像しているよりも安い金額で見積りを提示することがあるのですが、それはお客様が求める式のレベル(お花の量等)よりもランクの低い式をする場合の金額になるので、後々、別のプランナーが『こちらのプランの方がより華やかに出来ますよ』という提案をすることもあるんです。

お客様にとって最高の結婚式にする為に我々ウェディングプランナーは様々な提案をすべきなのですが、それが顧客の為ではなく、自身の売上目標達成の為に提案せざるを得ない状況が何度かありました。

当然、これは前職だけでなく業界的には良くある話なのですが、もっとお客様に寄り添って仕事がしたいと感じるようになりました。

これが精神的にきつくなってきていた、というのは正直ありますね。

二つ目は、『労働環境』という理由です。

私は今でもウェディングプランナーという仕事は素晴らしい仕事だと考えていますが、ライフプランから逆算して考えると続けていくのは難しいと感じました。

今は結婚していますが、当時は結婚をして子供も欲しいと考えていましたし、産休や育休を取得した後に復帰したいとも考えていました。

ですが、職場環境を見てみると、制度として存在してはいるものの、実際に活用されているケースは殆どなかったんです。

私がその制度を利用して社内でのロールモデルになるという道はあったとは思いますが、勇気が出ずに一歩踏み出すことが出来ませんでした。

ですので、ライフプランの実現という観点で考えた時に、『この会社では何かを捨てなければライフプランを実現出来ない』と感じました。

 

サービス品質は『普通』ではいけない

――――そのようなご自身にマッチしていない環境であるにも関わらず、すぐに退職しなかったのは何故なのでしょうか?

これは明確で、新規で契約して下さったお客様に迷惑をかけてしまうからです。

『挙式当日も私が担当しますから!』という話をしているにも関わらず私が退職したら、詐欺なんじゃないかと考えていました。

もちろん式場だけを見て契約される方もいますが、ウェディングプランナーも見て式場を決める方もいらっしゃいます。極端に言えばウェディングプランナーのサービス品質は普通ではいけなくて、お客様の期待を圧倒的に越えなければならないんです。それを考えた時に、すぐには辞められませんでした。

ですが、そんな事を考えていながらも、次々と新しいお客様を担当することになって、このままではいつまでたっても辞められないと気付き、退職の決意を固めました。

 

「こんなに辞めたい気持ちが強かったなんて…」

――――決意を固めてからすぐに退職されたのでしょうか?

『自分で立てた目標を達成したら辞めていい』という自分ルールを作り、それを達成した後に退職しました。

ただ、この目標を立てた翌月に目標を達成してしまったんです。

心のどこかで、『この目標を達成したらもっとウェディングプランナーとして頑張れるかもしれない』と思ってはいたのですが、これまで何度挑戦しても達成出来なかった高い目標を、辞めるという目標の為に達成してしまったことが本当に悲しかったんです。

こんなに頑張れる程辞めたい気持ちが強かったなんて…と思ってしまったんです。

 

――――どういった軸で転職活動をされたのでしょうか?

大きくは二つの軸があります。

一つ目は『人と接する仕事』という軸。

ウェディングプランナーの仕事を通して、やはり人と接するのが好きだと感じていましたので、最初は特に限定せずに様々な業界を調べていました。

二つ目は『ライフプランを実現するのに必要な福利厚生が整っている』という軸です。

価値観によって労働時間や休日に関する考え方が異なるのは当然なので、土日休みではない仕事がダメということではない、ということは前置きさせて下さい。

その上でお話すると、実は私は『土日休みじゃないし、辛いからやめておいた方が良い』と心配してくれていた両親の反対を押し切って前職に入社しているんです。ですので、ここは活かさなければならないとは考えていました。

詳細をお話すると長くなってしまいますので割愛させて頂きたいのですが、例えば私は土日に家族と遊びにいきたいと考えていますので、そういったライフプランが実現できる環境を希望していました。

 

f:id:view_column:20190515174500j:plain

――――転職してみていかがですか?

詳細にお伝え出来ないのが心苦しいのですが…

生命保険ですので、自分が担当している方が亡くなることもあり、最初は結構しんどかったです。

しかし、入社後に2ヵ月間の研修があり、今の仕事の意義を明確に理解していましたので、お客様が亡くなるという状況に直面し、『生命保険が役に立つのはこの瞬間なんだ』と改めて自覚し、お客様に寄り添いながらスムーズに手続きを行う事こそが私達の仕事の価値だと考えて、仕事に向き合っています。

この仕事はお客様に物凄く寄り添う必要がありますが、寄り添い過ぎてもいけないんです。なので私は『自分は金融機関の人間だ』という事は忘れないようにしています。

お客様の凄く深いところまで入り込むのですが、感情移入し過ぎてしまうと、言うべき事が言えなくなる可能性があり、お互いの為になりませんので、プロとしてそこは常に気を付けています。

 

f:id:view_column:20190515174446j:plain

各々にとっての充実したキャリアを歩んでいける環境を作る

――――今後のキャリアについて考えている事があれば教えて下さい

キャリアについては中期と長期で考えています。

中期的なキャリアとしては、この業務を担当する部隊を大きくしていきたいと考えています。元々はマネジメント職に興味はなかったのですが、この仕事の意味や価値を理解した上で自分が少しずつ実績をあげられるようになってから、この考えを持つようになりました。そしてつい最近リーダーというポジションに昇格をして、部下6名のマネジメントを担当していますので、引き続き頑張っていきたいです。

長期的なキャリアとしては、この職種自体の運営に携わっていきたいと考えています。

今のこの職種は社会的価値も非常に高いと感じていますので、この業務を遂行する方達がより働きやすく、より働く意義を感じられるような制度の構築にも携わっていきたいと考えています。

例えば、現在で言えばまだこの職種の中だけで見た時にはキャリア選択の幅という意味ではあまり広くはありません。そういった意味で、リーダーをやった人が店長を目指すというような『型にはまったキャリア』ではなくて、リーダー職の方が制度企画のポジションへ異動することが出来るような、その人にとっての充実したキャリアを歩んでいけるような環境を作っていきたいです。

あと一つ、別軸になりますが付け加えさせて下さい。

世間的によく言われていることではあるのですが、育休産休が当たり前な世の中にしていきたいです。その為には行動で示したいと考えていますので、格好良く言えば背中で語っていきたいと考えています。

 

f:id:view_column:20190515174442p:plain

▼『VIEW』のダウンロードはこちら

――――VIEWをやってみていかがでしたか?

まずは、今の職種が出てきて安心しました(笑)

その上で表示されたランキングを見てみると、自分が働いているイメージが出来ない仕事は無いですね。

今の仕事をしていながらも、『何がやりたい』『何がやりたくない』ということが明確になっていない方はVIEWをやってみて、表示された職業に就いている自分を想像してみると良いと思います。

全部の職業が良いと感じるとは限りませんが、『良いかも』と感じられる仕事があると思います。その『良い』と感じられることの共通点を探すことで、やりたい仕事が見付かるかもしれないと感じました。

VIEWで自ら回答した結果だからこそ向き合える、というのもあるかもしれませんね。

 

f:id:view_column:20190515174505j:plain

『悩んだらやってみる』というスタンスが将来のためになる

――――誰かに何か伝えたい事があればお願いします

やりたい事があるなら、その一歩を踏み出した方がいいと思います。

『将来のことを考えると一歩踏み出せない…』という方も居ると思うのですが、私は一歩踏み出した結果、色々と自分の世界が広がったんです。

『悩んだらやってみる』というスタンスが将来の自分の為になるかもしれないですよ。

環境を変える事で、ロールモデルが見付かることもあるかもしれません。転職ではないにしろ、何かしらのアクションを取る事が大切だと思います。

 

――――VIEWとは

経歴と価値観を登録すると、あなたに合うキャリアがランキング化される日本初のAIキャリアシミュレーションアプリです。

自分に合うキャリアの選択肢を知ったうえで、理想の転職への一歩を踏み出す事ができます。